木を囲む家 竣工しました

よくよく考えてみると、実に足掛け３年は費やした計画。

ようやく竣工という、日の目を迎えた。

ただ、クライアントさんが内壁の漆喰こて塗りを自力で行うという前提があるために、内装仕上げを残したまま、引き渡しとなった。

木を囲む家　ファサード

この計画、特徴的だったのはクライアントさんの最初の要望が、家の中に木を植えたいということだった。家の中に木を植えること自体は簡単だが、それがスクスクと育成する室内環境に保てるか？というと、これが非常に厳しい。特に計画地である青森県下北郡という立地上、寒さ対策に加え日照条件、水やり等々、様々な負の要因がつきまとう。そして最終的にクライアントさんと共に導き出した答えは、観葉植物の延長上で考え、枯れたら次の新しい植栽を入れるという条件のもとに進めたのだ。中心に木を植え込み、その周りを部屋が取り囲むという、特徴的な空間構成を考えた。これもひとえに「木」というキーワードが成し得る術でもある。そのような要望がない限り、この発想には至らなかったはずである。

木を囲む家　内観見上

ひとまず引き渡し、竣工写真撮影は全ての工事が終わり、植栽が入った段階で行うことにしている。
現場に携わった皆さん、大変お疲れさまでした。
この場をかりて、お礼申し上げます。

初回打合せの場で描いたスケッチ。

ほぼこのイメージのまま進んだ。

エスキース中のプラン

初期案ドローイング

２案目スケッチ

ヒラヤノイエ 竣工しました

構造規模：木造在来工法　平屋建て

延べ面積：86.52m2

計画地：岩手県陸前高田市小友町

設計・監理：サルワタリ・アトリエ 一級建築士事務所　担当：猿渡 浩孝

施工：伸和ハウス（株）

謹賀新年

あけまして

おめでとう

ございます

旧年中は皆様方に大変お世話になりました。

本年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。